小樽梁川商店街の空き店舗(稲穂4)で、8月11日(水)から29日(日)まで11:00〜17:00に、国際的な美術作家の奈良美智展示会を皮切りに、ウラオタルBAZA―ARTが開幕した。
同商店街店主や音楽家らで作る裏小樽NEO一座(花男座長)の主催で、「自由な表現」をテーマに、アートとバザーのイベント“バザート”を繰り広げる。
奈良氏は、小樽在住のミュージシャンで主催者の花男座長と繋りがあり、建物の良さ・歴史・コミュニティを作っていこうという趣旨に賛同。新作を含む同氏の作品を無料で、間近で楽しめる貴重な機会となっている。
会場は元美容室として使われていた築90年以上の趣のある建物で、いつも見ている同通りにこの建物がある景色を残したいと、ウラオタルバザールを開催してきた。
今回は、さらにバザールとアートの2つの柱で、それぞれの立場で表現し、イベントを通じて楽しさを感じ、地域の活性化と町並みを残す新しい風を吹かせたい思いが詰まっている。
主催者の1人・平山秀朋さんは、「奈良美智ワールドをじかに触れていただきたい」と、来場を呼び掛けた。
21日(土)・22日(日)は、11:00~17:00に同通りを歩行者天国にして、21日は路上で、20組の出展者が自身を表現する選りすぐりの品々を箱に詰めて販売する「一箱バザール」を、22日は、裏小樽図工部による「一日限りのアー
ト作品」と題して、路上にチョークを使って“自由にドローイング”や、ウラオタルチンドン楽団によるNEOなチンドンを響かせる。
両日ともに、パピットハウスのたこ焼き・Comin Curyのカレー・ボッココーヒーの飲食コーナーを設ける。
28日(土)は、13:00と18:00から、小樽市観光物産プラザ3番庫ギャラリー(色内2)を会場に、「NARA 奈良美智との旅の記録」を上映し、14:40からは奈良氏によるトークを実施する。