まつもと公子代表が講師を務めるこども絵の教室の2年に1度の展覧会が、7月30日(金)〜8月1日(日)に、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーと市民ギャラリー2で開かれている。
幸・緑・朝里・長橋の4つの教室の小学1年生〜大人40名の絵画・工作など239点を展示。
好きな音楽を聴いて絵に表現する課題に取り組んだ作品をはじめ、未来の自分や社会を想像した、未来に夢を膨らませた作品が並んだ。
小学1、2年生の糸遊びは、やわらかい糸や毛糸・モールなどを使い、ぐるぐるにしたり偶然できる面白い形など、子どもたちにしかできない発想が楽しい。
小学3、4年生のてんてん遊びは、様々な色で円を切り抜き、円を集めて面にしたり、線にしたり、自由な発想から、すいかやアイスクリーム、とうもろこしなどが誕生した。
小学5、6年生の文字あそびは、名前や好きな言葉をテーマに、文字を変身させたアート作品となり、どれも力作ばかり。
中学生以上はステンドグラスにも挑戦。細かい作業にも根気よく頑張った作品が並んでいた。
動物たちが住むサバンナの1日が楽しめる、「ふしぎなBOX」をティッシュボックスから作り、サバンナの昼間や夕暮れ時・星空など、見事に変化するものや、蓋を開けると中から夢のような世界が出てくる「イマジネーションBOX」など、ユニークな仕掛けに感心してしまう。
また、OB・OGのコーナーでは、作家や絵本作家になった人・絵画で頑張っている人・切り絵を発表する人など、卒業生の素晴らしい成長に注目が集まっている。
同氏は、「絵画や工作は、子どもたちの集中力や感性が養われ、時代が変わっても感性は変わらない。感性を教育するために、前向きに子どもと接し、自然の中からいろいろな知恵と世界を創ってもらいたい。考えることも大切で、絵の教室を通じて、困った時のヒントも見つけてもらいたい」と話した。
第19回こども絵の教室展覧会
7月30日(金)〜8月1日(日)9:30〜17:00(最終日16:00) 入場無料
市立小樽美術館1階多目的ギャラリー・市民ギャラリー2
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