2021(令和3)年現在、20地区で連合町会を構成し、149の町内会が加盟する小樽市総連合町会では、細やかな活動ができる女性ならではの町内会活動を重視し、女性部会を立ち上げ、7月6日(火)13:30から、入船六三町会会館で初会議を開いた。
女性部会長は、入船六三町会・山内ミエ子会長、委員には、オタモイ親和町会・福丸洋子会長、桂岡町会・池田光恵副会長兼女性部長、ロジェ花園町会・泉田博子会長、入船六三町会・寺岡志津子総務兼女性部長、事務局長に小樽市総連合町会の藤井秀喜事務局長。
山内会長は、「しっかりとしたものを築くために、5人の柱が中心となり集まった。コロナ禍の大変な時ではあるが、女性部会を立ち上げたのは、今までと同じようにできるのか、今できることはなにか、やり方を変えると良いのかを考える会にしたい。
衰退しないよう、2年後にはしっかりとしたものになるよう築きたい。女性部をしっかりと運営することで、総連合町会が変わってくれれば」と期待を寄せた。
会議では、それぞれの町会での活動や町内会費の疑問、ゴミ問題について情報交換をし、桂岡町会や入船六三町会で実施しているサロンの特徴についても話し合われた。
桂岡町会女性部では、昨年10月に、コロナ禍で閉じこもりがちになった人のためにサロンをスタート。助成金を使って体温計や消毒液などを揃え、10:00〜14:00の4時間だが、飲食を200円で提供し、相談コーナーを設け、本を置くなど、少しずつ充実させている。現在中止されているが、7月の第3日曜日から再開する予定。
入船六三町会でも、第3水曜日11:00〜14:00におしゃべしサロンを実施。健康体操や講座、200円で昼食を提供。こちらも現在中止となっているが、茶と菓子を提供し2時間からスタートする予定とのこと。
今後、総連合町会の手伝いなどがあれば行い、町内会担当の生活環境部生活安全課に協力する旨を伝え、10月20日過ぎに、10人規模で会議を開いて役員と活動方針を決め、最終的には20人ほどの会にしたいという。
藤井事務局長は、「総連合町会からの情報を提供し、皆さんの下支えと参加者の声掛けを一緒にやっていきたい」と話した。
少子高齢化や核家族化が進み、地域住民の町会活動への関心が薄れ、加入率の減少や役員のなり手不足、若者をどう取り込むかなど問題も多く、解散した町内会もある中での取り組みで、今後の活動が期待される。
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