長年に渡り、率先して組織的な防犯活動を推進してきた、小樽市防犯協会連合会の増田榮治会長が退任するにあたり、高濵厚小樽警察署署長から感謝状が贈呈された。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期となっていた贈呈式が、7月2日(金)11:00から同署(富岡1)署長室で開かれ、これまでの多大なる功労を称えた。
高濵署長は、「小樽地区に、自主防犯の礎を作った功績は大きい。地域が抱える課題を抽出し、地域にあった活動を行い、小樽全体の連携に尽力をいただき、お世話になった」と感謝。
同署が事務局を務める同連合会は、自主的な地域安全活動の協力に推進することで、防犯や事故のない明るい地域社会にすることを目的としている。
退職後、小樽市東雲町会役員として防犯活動に携わり、2012(平成24)年に同町会長を務め、同市防犯協会連合理事に就任、その後、2017(平成29)年副会長、2019(令和元)年に会長となり、2021(令和3)年5月末を以って役員改正により退任。
総連合町会長を務めていた同氏は、各種犯罪被害抑止活動の推進や少年の非行防止・薬物乱用防止、高齢者の多い同市で、特殊詐欺に遭わないよう、注意喚起を促すのぼりを作って各町内会に配布、見守り活動など、警察等と連携を図り活動に尽力。
「防犯に関する活動も、コロナ禍で身動きが取れず、思うように活動ができかなったことが残念。1日も早く落ち着いて、防犯のための活動ができるようになってもらいたい。
少子化やネット社会など、社会構造の変化に対応し、どんな活動をするか需要なところ。単独ではできないので、警察署とタッグを組み、巧妙かつ大胆な犯罪には、繰り返し周知することも大切」と話した。