小樽市議会第2回定例会 会派代表質問2日目

 小樽市議会は、6月15日(火)13:00から第2回定例会を開き、会派代表と無所属議員による質問が行われた。

 

 立憲・民主連合の高橋龍議員は、まちづくりについて質問し、北運河のシンボル的存在の北海製罐小樽工場所有の第3倉庫の劣化調査等のため、ガバメントクラウドファンディングで861万4千円が集まり、目標額を大きく超えたことに触れ、今後の劣化調査のスケジュール等について質問。

 

 多くの人の関心が集まっていると認識し、劣化調査に関しては、第3倉庫活用ミーティングが、今年4月に建設コンサルタントに発注し、建物内外を目視による調査、サンプル採集による鉄筋コンクリートの劣化状況の調査を終え、現在、劣化度の判定を行っていて、7月中には受注者から同ミーティングに報告書が提出される。

 

 同ミーティングは、活用形態として、文化財として、または一般建築物として活用するか、それぞれのメリット・デメリットを整理し、9月を目途に、保全活用プランとして取りまとめ、市に提案してもらえるとのこと。

 

 市は、昨年10月にホッカンホールディングズ株式会社から第3倉庫の解体について1年間の猶予をもらっていることから、その後は、本件について、同倉庫の存廃も含めて市が主体的に取り組むとした。

 

 今年6月、市内7つ目となる、自分たちのまちは自分たちで守ることを目的に、町会や自治会などで地域住民が力を合わせて活動を行う自主防災組織が、石山町会で結成され、防災まちづくりの中で、同組織について質問があった。

 

 同組織がある地域とない地域での違いについては、大きな違いはないとしながらも、「防災意識が高く、避難訓練を実施していることから、災害発生時には、避難誘導・避難支援など、より円滑な対応ができ、災害時には共助をしっかりと担う重要な組織と認識している。

 

 拡大に向けた課題は、組織結成の重要性を周知できず、地域全体で共助の意識が育ちづらい状況だが、あらゆる機会を見つけて、住民に対して防災活動の必要性を丁寧に説明し、町会の防災訓練に参加し、共助の意識を浸透させたい」と答弁した。

 

 この他、ワクチン接種の副反応について4件の報告。現在、ファイザー社のワクチンを使用しているが、他社のワクチンを使用する予定はないとした。

 

 引き続き、共産党の小貫元議員、無所属の小池二郎議員・中村岩雄議員が質問した。

 

 14日(月)に市長から追加提案された、議案第14号「新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費」の増額や、感染防止対策協力支援金給付事業費について先議し可決とした。

 

 16 日(水)は、横尾・高野・須貝・中村(誠吾)・川畑各議員による一般質問を予定している。

 

 ◎R030615小樽市議会本会議1(YouTube)

 ◎R030615小樽市議会本会議2(YouTube)

 ◎R030615小樽市議会本会議3(YouTube)

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