小樽稲荷神社例大祭 疫病退散祈願札配布

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、小樽市内の祭りは、祭典のみ執り行う神社が相次ぎ、小樽稲荷神社(末広町38・木村文彦宮司)でも、昨年に続き、祭典のみを執り行うとした。

 

 同社では、祭典・渡御を行う予定で準備を進めていたが、6月20日(日)までの緊急事態宣言の延長を重く受け止め、軒を連ねる露店や十間通りの旅所設置、特設ステージでのカラオケや餅まき、神輿渡御など手宮まつりの催しは、昨年に続き中止とした。

 

 6月11日(金)の宵宮祭は、責任役員のみの参列で行い、12日(土)の例大祭本祭は、10:00から社殿で祭りの祝詞と合わせ、疫病退散の祝詞を挙げる。

 

 この日は、社殿を開放し、感染対策を施した上で参列は自由にでき、祝詞を挙げた後に、疫病退散祈願札3,000枚を配布。13日以降は、社務所で配布する予定。

 

 木村宮司は、「2年も続けて祭りも中止とした。皆さんの健康を考え疫病退散祈願札を配布する。心静かに暮らしてもらいたい」と、1日も早い疫病退散を願った。

 

 同神社境内には、役員によりのぼり旗がずらりと並べられ、道行く人々に、祭りの到来を伝えている。

 

 ◎小樽稲荷神社HP(外部)

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