小樽市内中心部に位置する小樽公園(花園5・面積23.5ha)では、桜と入れ替わるように、市の花に指定されている約2,900本のツツジや、日本庭園前の藤が見頃を迎え、心待ちにしている市民らが、散策する姿が見られた。
5月25日(火)午後からは青空が広がり、清々しい季節の到来に水を差すように、外出を控えるよう呼びかける巡回車の音声が、園内に響き渡っていた。
ツツジ祭りが開催されていた頃は、花咲く木の下に入れるほどの高いものなど、約7,000本ものツツジがあったが、現在は数も減少し、背の低いものばかりとなった。
それでも、真っ赤なエゾヤマツツジやピンク色のクロフネツツジ、黄色のキレンゲツツジ、エゾムラサキツツジが咲き誇っていた。
日本庭園前の藤棚にも、豪華な紫色の花が、規則正しく房を下げて満開となり、甘い香りに誘われたミツバチが音を立てて飛び交い、同公園が一番色づく季節となった。
昨年は5月28日に満開の知らせを受けた藤棚だが、今年はそれよりも早く、すでに満開を迎えている。
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