緊急事態宣言下の小樽市 新規陽性者7日で117人

 北海道に緊急事態宣言が発令されてから1週間が過ぎた小樽市内では、カラオケができる飲食店や介護事業所でクラスターが発生するなど、5月17日(月)~23日(日)の1週間で、新型コロナウイルス感染症の新規陽性者が117人も確認されるなど、感染拡大が懸念されている。

 

 21日(金)には、迫俊哉小樽市長による高齢者へ緊急メッセージが出された。

 

 ◎市長緊急メッセージ(外部)

 

 緊急事態宣言が発令され、酒やカラオケを提供する飲食店では休業要請が出ている中、カラオケができる飲食店での70〜80歳代の経営者と利用客33名(24日現在)による集団感染に触れ、高齢者が感染すると若い人に比べて重症化のリスクが高まり、より慎重な行動の意識を求めた。

 

 また、感染拡大により入院患者が増えれば、医療提供体制がひっ迫し、救える患者の命が救えない状況に陥り、自分と身近な人を守る行動をとるよう、感染防止に理解と協力を求めた。

 

 北海道各地では、変異株の影響で急激に感染が拡大され、全道に医療非常事態を宣言した。できるかぎり外出しない・週末は外出しない・外出しても午後8時までとするよう求めた。

 

 5月16日(日)から31日(月)まで、遅くとも18日(火)から、休業等の要請に協力した飲食店について支援金を給付。申請受付は6月1日(火)以降を予定している。

 

 ◎事業者へお願い(PDF)

 ◎北海道における緊急事態措置(PDF)

 

 5月下旬、市内小学校では運動会の季節を迎えたが、市内17校のうち11校は、5月に予定していた運動会を6月に延期するなど、子どもたちの恒例行事にも影響を及ぼしている。

 

 昨年は中止となり、今年5月末に予定していたおたる春祭りは、ショーなどは中止して延期とし、人気のある「お食べるトクトクきっぷ」を実施。花園銀座商店街を中心に、サンモール一番街・都通り・梁川通り・堺町通り等の市内商店街加盟の飲食店応援に特化した企画を予定している。