小樽総鎮守住吉神社(住ノ江2・星野昭雄宮司)では、新型コロナウイルス感染症の影響で、平時とは違う環境の中でも参拝者の心を和ませる一環として、昨年7回実施した、手水桶を花で飾る「花手水」を、5月24日(月)まで行っている。
14日(金)8:00前から、小樽フラワー(松ヶ枝1)の鈴木秀典店主が作業に取り掛かり、色とりどりの大輪のガーベラ約500輪を豪華に生けた。手水桶の周囲は、水の流れる音と清々しい雰囲気に包まれている。ガーベラの花言葉は希望と前進。
鈴木氏は、「昨年は皆さんに好評だった。7月にいきなりスタートしたため、第1弾のガーベラを見逃した人に、見てもらいたい思いと、ガーベラに決定した。皆さんに今年も喜んでもらいたい」と話した。
花は航空便で入荷するが、コロナの影響を受け減便となり、現在、希望する花の入荷が見込めない状況だという。
次回は6月12日(土)を予定し、どの花になるかはお楽しみ。7月の例大祭は縮小取りやめとなったが、同神社では、花手水は毎月実施する予定で、鈴木氏のアイディアに注目が集まる。
花手水の開始を記念し、花手水御朱印の頒布を限定で始めた。ガーベラ・胡蝶蘭・ひまわりの3種類を用意し、社務所で1,000円(税込)で販売している。
また、4月23日(金)から、手水舎前に新しい絵馬掛けが登場。神輿蔵前に設置のこれまでの絵馬掛けは10年が経過し、破損が目立つようになったため、新規を作製。
新しい絵馬掛けは、高さ2.7m・横幅1.5m・奥行2.4mの家形で、通り抜けができる構造。境内で機能的に活用するために車輪が付いた可動式。
設置場所は、風水師の李家幽竹氏に、同社参道に良い運気が流れているとの助言から、手水舎前の参道石畳中央とした。1日でも早いコロナ終息を願う絵馬が多くなっている。
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