民主青年同盟北海道委員会とフードバンクinおたる実行委員会主催の「フードバンクinおたる」が、緊急事態宣言が出された5月16日(日)14:00から、小樽市観光物産プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで開かれた。
コロナ禍で、「帰省できない・収入が減った・オンライン授業ばかりで人と会う機会が減っている」などの影響が続き、さらに緊急事態宣言下で、小樽市で学んだり暮らしたりしている学生や若者を対象に、日用品や食料品を無料で提供するフードバンクを3月に続き、2回目の開催となった。
会場には、米や菓子・ジュース類、トイレットペーパー・マスク・生理用品などを、スタッフ約20名でテーブルの上に並べ対応した。
開始前から並ぶ人が続出したため15分前に開場。受付では、検温・消毒・手袋をつけ、人との間隔を空けるように呼び掛け、入口と出口を分けて感染対策を徹底した。前回あった相談コーナーは中止とした。
銭函の山田屋のパンや平野パン、岩崎みつばち園のはちみつ飴なども並び、テーブルの上に積み重ねた日用品や食料品が、みるみるうちに無くなっていった。
実行委員会責任者・松井真美子さんは、「緊急事態宣言も出され、雨も降っているにも関わらず、こんなに多くの人が来場している。切実な方が多いと感じてやらざるを得ない。若い人を対象にはしているが、幅広い年代が情報を聞いて来場している。アンケートや来場の様子を見て、次回についても考えていきたい」と話した。
滝川出身の18歳大学生は、「実家にも帰れないし、これからオンライン授業となり、外に出ないと気持ちも沈みがち。今日は初めて来てみた。食料品を中心にもらい助かります」と話していた。
◎関連記事