小樽市公設青果地方卸売市場(有幌1)1階卸売市場で、糖度と香りが自慢の小樽産いちご「けんたろう」の初せりが、5月14日(金)7:40から開かれ、早朝に収穫された採れたてのいちご104箱が競り落とされた。
気温が高い日が続き、GW直後の初せりを予定していたが、5月に入ってからは低い日が多かったため、昨年と同様の14日となった。
新おたる農業協同組合職員3名によって同市場にいちごが運ばれると、辺り一面甘い香りが漂った。
同職員によると、「今年も品質には問題ない。このいちごは香りがぜんぜん違う」と、太鼓判を押した。
艶も良く大粒のいちご3Lサイズ1パック300gが1万円のご祝儀価格で、4パック入り1箱を、昨年同様、仲買人・株式会社大果大共青果(舘岡功一代表取締役社長)が競り落とした。
本日から、長崎屋小樽店(稲穂2)1階フルーツパパの店頭で、ご祝儀価格が付いたいちごを展示し販売も行われる。
同店舗を営むいちふじ柴田・柴田生会長は、「いちごは他でも出ているが、朝もぎのけんたろうは甘さが違う。お得意さんに食べていただきたい」と話した。
このいちごは、忍路・蘭島地区6件の農家で生産され、作付面積は6,400㎡。昨年の8月中頃から定植して、丹精込めて育ててきた。
本日初せりには、このうち2件の農家が、早朝4:00から2〜3時間かけて収穫。
3L6箱、2L38箱、L24箱、M15 箱、A21箱の計104箱が、359,424円(税込)競り落とされ、市内青果店や八百屋、スーパーで販売される予定。同いちごの出荷は、6月15日くらいまで続く見込み。
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