旧手宮線で劇団「空色の列車」結成記念イベント

 ロシア語とバレエ教室を開くJ-DANCE〜TAQMI~(高橋匠美代表)が結成した、劇団「空色の列車」の記念イベントを、5月5日(水)15:00から旧手宮線を会場に開催。

 

 朝から天気が不安定だったが、開演前には光が差し込み気温が上昇。旧手宮線の線路沿いには、劇団結成を楽しみにしていた観客が集まった。

 

 手作りのお面をかぶって、様々なロシアのキャラクターになりきった劇団員たちは、声と表情でロシアの独特な空気感を表現した。(写真提供:J-DANCE〜TAQMI~)

 

 演出を担当する高橋代表は、チェブラーシカ役を演じ、サーカスシーンでは即興で、主人公が得意なお手玉をイメージしたダンスを披露。

 

 続くように子供たちが登場し、線路に沿ってジャンプやターンを見せ、綱渡りの様子が伝わった。小樽の街並みを活かした線路沿いの演出も盛り上がり、集まった観客たちは、遠い存在だったロシア文化に触れ、大きな拍手を贈っていた。

 

 観客からは、「団員たちも名演で面白い」との声が上がり、高橋代表は、「今後は、市民が元気になるような企画を実行したい」と意欲を示し、手応えを感じたので、手宮線跡を活用し、新しいダンスシーン等も取入れ、次回はさらにレベルアップしたパフォーマンスを楽しんでもらえたら」と話した。

 

 読み聞かせに参加した劇団員の丁門和子さんは、「多くの方から熱い拍手くださり、感謝の気持ちでいっぱいで、終演後は嬉しさがこみ上げてきた。次世代に継ぐ子供たちに、この企画を通し、成長と共にビジョンを持ち続ける人間に育ってほしい」と話した。

 

 2回目の公演予定は6月6日(日)で、演出の工夫を重ね、ダンスのクオリティーもさらに上げると意気込んでいる。

 

 ◎高橋匠美OFFICIAL WEBSITE(外部)

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