大学生が講師! 小樽入船六三町会でスマホ教室

 スポーツ雪かき選手権やゴミ拾い選手権で知られる松代弘之氏が実行委員長を務める、スマホ教室in小樽の町内会実行委員会が、5月3日(月)10:00から、入船六三町会(山内ミエ子会長)会館で、スマホを持っている65歳以上の市民を対象に使い方教室を開いた。

 

 今年2月のスポーツ雪かき選手権大会が縁で、当時のスタッフで札幌学院大学3年生4名(能登龍二リーダー)が講師となり、同町会会員の60~70歳代8名が参加した。

 

 今年1月、同町会役員4名が、大学生からスマホの使い方を学ぶ機会があり、ほかの会員からも参加したいと、今回の教室開催に至った。

 

 松代代表は、「地域福祉計画を立案し、100人以上にアンケート調査したところ、若者も町会に参加したいことが分かり、高齢者との思いと噛み合わないことから、ラインで情報交換できる関係性を作りたいと実感した。

 

 スマホの使い方を学び、参加者全員がLINEを使いこなせることを目標に、若者と高齢者がLINEでやりとりをし、町会の活性化に繋げたいと教室を開催。自宅に戻りLINEで発信し使い慣れてください」と挨拶。

 

 講師の大学生は、事前に5回以上ミーティングを開き、テキストも制作して本番に備えた。

 

 参加者それぞれのどこが分からないのかすら分からない、ためになる使い方を覚えて帰りたいなどの要望に耳を傾け、丁寧に指導にあたり、1時間半ほどで、参加者全員が、小樽入船六三町会のグループラインを設定できた。

 

 平井秀昭副町会長は、「1回目の教室を知った会員から、機会があれば教えてほしいとの意見が多く、感染対策に注意しながら開催した。

 

 業者に聞くよりも、若者に教わってLINEを知り、みんなと繋がり満足できたと思う。今後役員間でもLINE使うことができれば」と話した。

 

 同町会が地元の同大学3年木幡亜美さんは、「それぞれに悩みもあり解決できて良かった。皆さん携帯に興味があり、覚えようとする意欲があり、無料で会話やテレビ電話もでき、また参加したいと思う」と話した。

 

 スマホを買ったばかりの女性は、「優しく教えてくれて良かった。問題が解決できた」と喜んでいた。

 

 今後、今回覚えたことの復習も兼ねて、開催の継続を予定している。

 

 5月5日(水)10:00から、石山町会で同教室を開催する予定。

 

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