NPO法人北海道鉄道文化保存会(清水道代理事長)とレールカーニバルinおたる実行委員会主催で、5月1日(土)~5日(水・祝日)、恒例のトロッコ乗車体験「レールカーニバル」が実施されている。
春夏秋の3回開催を続けているが、昨年度は秋の開催のみとなった。今年度も新型コロナウイルス感染対策を徹底し、GWを子どもたちに楽しんでもらえたらと開催に踏み切ったという。
感染症拡大防止のため、乗車前には、検温・マスク着用・手指の除菌の協力を求め、当日空きがあれば乗車することも可能だが、原則、乗車希望者には事前予約での対応とした。
初日の1日は、曇り空で気温は7℃前後とあいにくの寒さとなったが、小樽潮陵高校すけっと同好会4名や市役所職員、同会会員ら約20名がスタッフとなり、乗車の手伝いや注意説明、踏切係などを手伝った。
初めてボランティアで参加した小樽潮陵高校1年男子は、「踏切係を任され、危ないので気をつけたい。また機会があれば手伝いたい」と話した。
10:00からの開始で、午前中には7組が乗車し、今年初めてのトロッコ(足漕ぎ軌道自転車)が、旧手宮線を風を切って走行。
通りかかった家族連れや散歩途中の市民らが立ち寄って乗車し、中央通りから道道小樽港稲穂線までの片道450mの旧手宮線を往復した。
かつて賑わった手宮線に思いを馳せて、コトコトと心地良い音に乗り、咲き始めた水仙やチューリップなどの花々を愛でながら、乗車体験を楽しんだ。
市内小学校2年の中辻悠晴君と母親は、「トロッコはいいなと思っていたが、いつものGWは小樽にいなかった。今年はどこへも行けないので乗車体験できて楽しかった」と、満足した様子だった。
5月5日(水)こどもの日は小学生まで無料としている。
レールカーニバルinおたる 5月1日(土)~5日(水)10:00~16:00
受付:駅前通り旧手宮線入口 小学生以上500円
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