小樽夏の最大イベント、第55回おたる潮まつり(7月23日~25日)の開催について、4月27日(火)14:00から、市役所(花園2)消防庁舎6階講堂で、同実行委員会臨時会を開き、従来規模での実施は不可能ではあるが中止とせず、WEBなどを利用し縮小した上での開催を決定した。
中野豊実行委員長は、「この状況下の中での開催は厳しいとの意見や、2年連続の中止は寂しいとの意見もあり、いろいろ模索してやっていきたい」と、縮小の意思を示した。
昨年の54回目は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止の判断に至ったが、55回目については、総務委員会や4者会議などで協議を重ね、小樽市保健所、小樽警察署とも話し合い、感染予防対策を講じた上で、縮小することに至った。
実施企画案として、御神水奉納を実施し、コロナ退散や来年の従来規模での開催を祈願する。
昨年実施した“ZOOM潮”をスクリーンを使うなど、さらに拡大し、昨年よりも多くの参加、密を回避して告知をした上での打ち上げ花火の実施や、youtubeチャンネルでの配信など、密にならないプログラムを検討するとした。
今のところ、企画案の詳細がいつ発表できるかは未定。ガイドブックやチラシもやめ、WEBや新聞等で告知する。
適切な対人距離や飛沫防止・黙食などの条件に対して、管理対応が難しい会場については設営はしない。港湾の敷地も利用せず、人が集まる場所は作らないとした。街頭放送の潮まつりバージョンの放送については、今後検討する。
市の補助金は通常の半分の350万円、協賛・広告・出店・物品販売の収入なし。特別積立基金や記念大会基金から繰り入れ、約400万円の予算を計上した。
今後のスケジュールについては、各関係委員会で協議し、実施企画案を詰める。11月末か12月に来年の日程を発表する。
なお、同日開催の小樽がらす市は中止を決定した。
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