第68回小樽チャーチル会の作品展が、4月21日(水)から、市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで始まった。
昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で会場が閉鎖され、作品展をやむなく中止としたが、今年は、会員11名全員と松田孝康さんの賛助作品1点、田中稔さんの遺作6点を含む77点を展示している。
同会は、元々1949(昭和24)年に東京で発足した絵画愛好会で、イギリスのチャーチル首相が熱心な日曜画家だったことに因んで名付けられた。
全国各地に姉妹会が設立され、小樽チャーチル会もそのひとつで、現在は、姉妹会ではなくなっているが、会の名称を引き継ぎ活動を続けている。
同会最高齢の秋本惇子さん(91)は、丁寧に描く「赤いバラ」や「どくだみの花」など5点を発表。案内はがきに使用された「ソーイング」は、八幡郁子さんの自信作。
それぞれが2年間で描き溜めた作品や、過去に描いた自信作などが、会場にぐるりと飾られ、友人・知人が鑑賞に訪れていた。
風景画を得意とする高橋さんの能取湖のサンゴ草の群落地や、住吉参道や祝津の日和山灯台と鰊御殿を描く「威風堂々」は、実物の景色から建物の位置などを変えて描き、岩肌の描き方が印象的だ。
高橋さんは、「2年ぶりの作品展、自信作や新作が揃い。ぜひ見に来てください」と、来場を呼びかけている。
小樽チャーチル会展 4月21日(水)〜25日(日)10:00〜17:00
市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリー 入場無料
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