春の地域安全運動の一環として、年金支給日の4月15日(木)9:00から、北海道銀行小樽支店(稲穂2)前で、特殊詐欺被害防止の街頭啓発活動を実施した。
小樽警察署員5名・わんわんパトロール隊4頭と4名・小樽市防犯協会連合会6名・北海道警友会5名が、同行前と、北洋銀行小樽中央支店(稲穂2)前、小樽郵便局本局(色内1)前の3ヶ所に分かれ、チラシ等100部を通行人に配布し、詐欺に遭わないよう呼びかけた。
道銀前では、「公的機関を名乗る特殊詐欺の予兆の電話が毎日のようにあり、そのような場合は警察に相談するように。犯人と遭わないことが大事で、留守番電話にしておくことも方法のひとつ」と、警察官がマイクで呼びかけた。
冷たい風が吹く中、わんわんパトロール隊の4頭が、参加者と共に整列し、街頭啓発活動の任務を果たしていた。
市内では、今年1月、80歳代女性に、市役所職員を名乗る男から電話で「還付金があります」と連絡があり、金融機関職員を名乗る男が自宅を訪問し、カードをだまし取られる事件が発生。
2月にも、70歳代女性が、息子の上司を名乗る男らに、現金240万円をだまし取られる事件も発生。2020(令和2)年度中の北海道内での特殊詐欺の認知件数は183件、被害額は約4億9千万円にも及び、依然として多くの被害が発生している。