小樽歯科衛生士専門学校(稲穂2・加藤友一校長)は、3月13日(土)13:00から、グランドパーク小樽(築港11)5階銀河の間で卒業式を挙行。これまでの学生生活を振り返り、涙する卒業生の姿が見られた。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、検温・マスク着用と消毒を徹底し、来賓・在校生の出席と校歌斉唱を取り止め、限られた人数の保護者と学校関係者が、袴やスーツ姿の52期卒業生21名の旅立ちを祝った。
加藤校長から1人ずつ卒業証書が手渡され、在学中の努力を讃えた学術優秀・皆勤賞・優秀生徒表彰が贈られた。
加藤校長は、「この3年間、嬉しかったこと・楽しかったこと・辛かったこと、学生生活を通して、友人と共に語り合い過ごした時間は、これから歩み続ける人生に、何事にも変えがたい財産となる。世界中の人々が新型コロナウイルス感染症と戦っている。
今ここに、当たり前の日常生活を送れる幸せをしっかりと感じてほしい。今の姿は変えられないが、未来はこれからの一歩で変えることができる。52期生の皆さんが、本校での学びを活かし、希望に満ちた未来を切り開き、健康で幸多き人生を歩まれることを心より祈念する」と告辞を述べた。
4月から小樽市保健所勤務が決まった田中美羽さんは、「高校生の頃、母の働く姿を見て歯科衛生士の道へ進もうと思った。学校生活では実習が大変だった。国家試験前は、友人と支え合い頑張った。小さな子どもからも好かれる歯科衛生士になりたい」と話した。
同校は、社団法人小樽市歯科医師会が、地域医療で活躍できる有能な歯科衛生士の育成を目的として、1967(昭和42)年に設立。高い国家試験合格率と100%の就職率で、これまで1,600人以上の歯科衛生士を輩出してきた。
卒業生21名の勤務地は、市内10名・札幌6名・後志2名・道内3名。
歯科衛生士国家試験は3月7日(日)に実施され、合格発表は26日(金)の予定。
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