3月8日(月)13:00から、小樽市議会予算特別委員会が開かれ、立憲・民主連合の面野大輔議員は、日本遺産として認定する候補地域の応募について質問。
産業港湾部日本遺産担当主管の田中洋之氏は答弁で、市が再チャレンジすることを明かした。
文化庁は、日本遺産の新規認定について、2020(令和2)年度の新規認定の募集を以って、当面最後としていたが、12月25日(金)開催の日本遺産フォローアップ委員会は、日本遺産事業の見直しについて(中間取りまとめ)審議し、日本遺産の候補地域の新設を決め、募集することを、2月9日(火)に正式に発表。
小樽市では、小樽市日本遺産推進協議会において、「心臓と呼ばれたまち・小樽」-「民の力」で創られ蘇った北の商都として、ストーリーをまとめ、地域型の日本遺産認定を目指したが、認定には至らなかった。
審査では、日本遺産としての特徴に新規性が欠ける。民の力を活かしたボトムアップに期待するなどの指摘を受けていた。
同おたるは、壮大なタイトルと魅力的なストーリーで、何ものにも代えがたく、認定を逃がした後は、小樽文化遺産ジャーナルの発行やポータルサイトの発信、ロゴマーク制作など、市内外に情報発信してきた。
1月12日(火)の同協議会で、日本遺産認定への希望となる候補地域へ再チャレンジを決定。
ストーリー検討ワーキンググループと地域活性化計画検討ワーキンググループで検討し、より広く理解しやすいよう、内容を変えずに文章の構成を変え、文化資源を使い財源を捻出する循環型の事業に変えるという、シンポジウムで講師を務めた日本遺産審査委員会の下村彰男委員長のアドバイスを参考にした。
2月17日(水)~3月19日(金)の申請前相談期間で、現在、最終的に見直しを行い、3月24日(水)までに認定申請受付をする予定。
候補地域に決まると、計画や目標が達成されているか、観光入込客数や地域文化に誇りを感じる住民の割合、ストーリーの理解満足度などの成果について、3年間の準備期間があり、その後、取り組みが充実したと判断されれば、日本遺産に認定される。
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