2020(令和2)年度おたるジュニアスポーツ研修会の歩くスキー体験が、3月7日(日)10:00~12:00、小樽からまつ公園運動場クロスカントリーコース(最上2)で実施された。NPO法人小樽スポーツ協会主催。
降り続いた雪も止み、イベント日和となった同運動場には、小樽スポーツ少年団や同協会加盟団体などに所属する、小学1年生~6年生26名と保護者11名が集まり、小樽クロスカントリースキー部など小樽スキー連盟の指導により、歩くスキーを楽しんだ。
実技実施に先立ち、長年歩くスキーを親しむ迫俊哉小樽市長は、「運動不足になりがちな冬に、歩くスキーはとても良いスポーツ。青空の下で、豊かな自然に恵まれた中にコースが設定されている。初めて経験する人もいると思うが、これをきっかけに歩くスキーに親しんでもらいたい」と挨拶。
予定していた人数よりも多くなり、密を避けるため、同運営ハウス2階での座学を中止とした。
坂口公認指導員は、「細い板に乗って、坂を昇ったり滑ったりするスポーツ。腕の筋肉・足・すね・お尻・胸・腹など、身体の大きな筋肉を総動員させて行うことで、酸素を多く摂取しバランス力もつく。サッカーや野球などにも役立つ」と利点を説明し、準備運動を行った。
指導員を先頭にいくつかの班に分かれ、テニスコート方面まで1周約800mのコースで慣らし、林間コースの坂道を体験した。
小樽を拠点に2018(平成30)年から活動を続ける、少年サッカーチームViento f marino otaru fcの大口コーチとメンバーもトレーニングの一環で参加。
大口コーチは、「海も山もある小樽ならではの恵まれた環境の中で、歩くスキーを体験してもらいたかった」と、大口漣君(小4)は、「スキー板にかかとがついていないので、最初は難しいけど、慣れてくると楽しい」と話した。
参加者全員に、東洋水産株式会社提供のカップラーメンとソーセージの詰合せがプレゼントされた。
昨年から始まったこの事業は、子どもたちがスポーツの楽しさを学び、活動を行う上で必要な知識と技術を身につけることで、ジュニアスポーツの振興を図ることが目的。
今年の第1回目は、2月20日(土)小樽市勤労青少年ホーム(緑1)を会場に、レゲエダンサーのSAPPORO KID氏を講師に迎え、レゲエダンス体験を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止となった。
同運動場では、クロスカントリースキーコースと運営ハウスを、1月8日(金)〜3月28日(日)10:00~16:30(月曜日と祝日の翌日は休み)に一般開放し、用具を無料で貸出している。
市民をはじめ、高校のボート部や陸上部が冬場の練習に利用し、林間コースでは冬ならではの景色を楽しむことができる。
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