エゾサンショウウオパネル展 3/10開催

 バレエとロシア文化を伝授するT.T.T. ABROAD AGENCY代表の高橋匠美氏が、3月10日(水)から24日(水)まで、ウイングベイ小樽(築港11)5番街2階喜久屋書店前で、エゾサンショウウオパネル展を開催する。

 

 小樽出身の同氏は、本場ロシアでバレエを学び、2014(平成26)年に小樽に戻り、バレエやロシア語・文化を幅広い年代に教えている。多忙な日常を過ごす中、サンショウウオやウーパールーパーを飼育し、サンショウウオ&ウーパールーパー国際研究ラボを運営。

 

 2年前にピンク色のエラで身体が白いサンショウウオを譲り受けたのをきっかけに、2019(令和元)年6月、北海道サンショウウオ保全プロジェクトを立ち上げた。その活動が、公益財団法人北海道新聞野生生物基金に認められ採択された。

 現在、会員7名で活動。同展では、小樽商科大学の片山昇准教授の協力を得て、同氏の研究についても展示を予定している。

 

 子どもの頃から山や川で見かけたサンショウウオは、同氏にとって身近な生物で、全国からレッスンを受けに来る生徒に言われた、「豊かな自然環境で暮らせることは素晴らしい」という言葉に気づかされ、自然を守ろうと決めたという。

 

 天然記念物に指定されたエゾサンショウウオの生息地・枝幸町や、市内山中に調査に出かけ、同氏らが撮影した写真のパネル10点をはじめ、調査内容や生態なども紹介している。

 

 教室の生徒からも人気がある白玉をイメージした、高橋代表デザインの北海道自然保護マスコットキャラクターが誕生し、同プロジェクトのパンフレット300部を作成中。2021(令和3)年4月から共に活動する会員を募る。

 

 同氏は、「サンショウウオを求めて山へ行くと、人間も地球の中で生かされているひとりなんだと思い知らされ、野生生物への理解を深めることの重要性に気づかされた。自然を大切にしなければと強く感じた。

 

 多くの方に、写真展に足を運んでもらい、イラストコンテストにも参加して、エゾサンショウウオに目を向けてくれると嬉しい」と、来場を呼びかけた。

 

 エゾサンショウウオパネル展 3月10日(水)~24日(水)
ウイングベイ小樽(築港11)3階喜久屋書店前

 

 ◎サンショウウオ界のアイドル 白玉と仲間たち(外部)

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