札幌管区気象台によると、3月2日(火)17:00現在の小樽は、積雪が95cmとなり、今季最深積雪を記録した。
前線を伴った低気圧が発達しながら北海道付近を通過する影響により、全道的に記録的な大雪に見舞われた。水分を含んだ重い雪に、市民は重労働を強いられている。
手宮地区の坂道は、ロードヒーティングが降雪の多さに追いつかず、雪が溶けない時間帯もあった。
朝里川温泉1丁目393号赤井川境界付近では、昼過ぎになだれが発生し上下方向通行止めに。また、稲穂峠でもなだれが発生するなど交通障害が生じた。
24時間で降雪量が一番多かったのは、上川地方の幾寅で54cm。次いで富良野50cm。後志地方では黒松内で43cmを記録。小樽では24cmだったが、場所によっては30cm以上あった。
上川・留萌・十勝・釧路・根室地方では、15:00に大雪警報が発令された。JR北海道では、すべての特急や快速・普通列車など700本以上が運休。空の便も欠航が相次いぎ、高速道路も一部通行止めとなっている。臨時休校する学校もあるなど影響があった。
この大雪の影響で、北海道教育委員会は、明日3月3日(水)に予定していた公立高校一般入試を、4日(木)に延期したと発表。3月16日(火)の合格発表に変更はない。
小樽では、大雪・風雪・波浪・なだれ注意報が継続して発令され、注意を呼びかけている。