小樽市(迫俊哉市長)は、11月から募集を行っていた北海道の心臓と呼ばれたまち・小樽のロゴマークから3作品を選定し、市民による最終投票を2月1日(月)から始めた。
同市は、文化庁実施の地域型の日本遺産認定を目指し、小林多喜二が小樽を心臓と表したことから、「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽~「民の力」で創られた甦った北の商都~」をタイトルとして、同市日本遺産推進協議会によって魅力的なストーリにまとめ上げたが、昨年6月の発表で認定を逃がしてしまった。
不認定ではあったが、市民にもっと知ってもらいたい思いから、ストーリーを理解して連想させるデザインを、11月10日から12月21日まで募集したところ、全国各地の10代~90代男女から、事務局の想定ははるかに超える188点の応募があった。
有識者等が集まって審議し、1月12日(火)に開催の小樽市日本遺産推進協議会に3案を提出。
選ばれた3つの作品は、心臓の鼓動をデザインした案、運河にガス灯・倉庫・鉄道のイラストを血管を表現した色使いの案、小樽が起点となって北海道を形づくっている様子をマークに、心臓が伝わりやすいようハートの形を取り入れた案。
選定されなかったが、山の手小学校4年生37名もロゴマークに挑戦し応募した。小樽を知らせるリーフレットを作る授業後に、思い思いの小樽の特徴がロゴマークに表現され、小学生の慣性が光る作品ばかりだった。
最優秀作品には商品券5万円分、優秀作品には商品券1万円分が贈られ、選ばれたロゴマークは、3月に制作の周遊マップやパンフレット、パネルに使用する予定。2月17日(水)の投票締め切り後、2月中に開票し月末には決定する。
ロゴマーク市民投票実施のチラシは、2月1日(月)の朝刊新聞折込、広報おたる2月の郵送対応やHP内のリンク(PDF)で入手できる。
投票方法は、投票はがきを郵送・FAX、市内13ヶ所に設置された投票箱、チラシ掲載のQRコード、HP掲載のURLから投票フォームなどで、17日(水・消印有効)までに。
産業港湾部日本遺産担当主管の田中洋之氏は、「利用基準を作り、民間にも使いやすいようにしたい」としている。問合せ:0134-29-1003 株式会社オー・プラン
◎「北海道の”心臓”と呼ばれたまち・小樽」ロゴマーク市民投票(外部)
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