大学入学センター試験から大学入学共通テストに変更された第1回が、1月16日(土)・17日(日)の日程で開かれた。
2021(令和3)年の今年は、道内26会場を含む全国681会場で、志願者数は、前回よりも2万2,454人少ない53万5,245人だった。
後志唯一の会場となる小樽商科大学(緑3)では、悪天候等による交通機関に乱れはなかった。昨年より62人少ない488人(男289人・女199人)となり、初めて500人を切り、初の共通テストで推薦で決める傾向が多かったのが要因としている。
コロナ禍で、塾講師や高校教師、同大応援団による校門での激励を自粛したため、家族の送迎やタクシーで訪れた受験生は、急ぎ足で会場に向かっていた。
同大学では、新型コロナウイルス感染症に対応し、会場入口に並ぶ時のソーシャルディスタンスを保つための線が引かれ、別室2室を含む試験室9室の会場を定員1/3の入室に留め、マスクの着用を呼びかけ、各会場にアルコール消毒液を設置して8:00から入室可能とした。
第2試験室(105講義室)では、受験生75人が緊張した面持ちで着席。試験官から発熱や症状の確認がなされ、携帯電話等の不正行為の説明後に、歴史地理・公民の問題用紙が配布された。
1日目の16日は9:30から、地理歴史・公民、国語、外国語、英語(リスニング)で終了は18:10。
2日目の17日(日)は9:30から、理科①、数学②、数学①、理科②で、終了は17:50を予定している。
発熱等の体調不良や休校などの遅れに対応し、第2日程を1月30日(土)・31日(日)に、特別措置として設定している。
小樽潮陵高校3年の女生徒は、「とても緊張しているが、しっかりと時間配分して試験に挑みたい」と話していた。
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