冬期営業中のおたる水族館(祝津3)では、冬の目玉イベントであるペンギンの雪中さんぽが、1月12日(火)から新コースでスタートした。
これまでの展望園地を2周する約150m(1周77m)のコースから、展望園地を飛び出して、イルカスタジアム連絡通路下の凍るど!プール側を通り、海側の同館看板前でUターンする約200mのコースを新設した。
初回は12日11:30から、最高齢のダディを含む13羽のジェンツーペンギンが元気に登場。解説を語る飼育員を先頭に、ヨチヨチ歩きのペンギンたちが、列を作って散歩に出発。脱線するペンギンもなく、コース沿道を観客が取り囲み、可愛い仕草をスマホやカメラに収め、無事に散歩を終え宿舎に戻った。
同館では、歩行距離を延長することでペンギンの健康増進を図り、これまでの坂のコースから平地の観覧場所を増やすことで、車椅子やベビーカーのお客さんに楽しめるよう工夫した。
飼育部海獣飼育課第一係の徳山航主任は、「練習をして今日を迎えたが、雪山に登ったりなど普段と違うコースに、ペンギンたちにも良い刺激になっていると感じた。1日3回実施する、近くで動物を観ることができるショー。沢山の方に観ていただきたい」と話した。
散歩後は、イルカスタジアム前のジェンツーペンギン舎で給餌が行われ、ペンギンたちは疲れた様子もなく、元気に泳いでいた。
同館営業時間は10:00~16:00(最終入館15:30)で、ペンギンの雪中さんぽは、冬期営業終了2月28日(日)まで。11:30と12:40と14:40の1日3回を予定している。
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