小樽市内29名 拡がる新型コロナ感染

 小樽市保健所では、8日(金)15:00に発表した市内394例目〜422例目(道内14236例目〜14264例目)となる新型コロナウイルスに感染した患者29名について説明。

 

 市内394例目は、医療法人北仁会石橋病院(長橋3・白坂知信院長)の患者で、クラスター関連は1名増の89名に。現在、同病院の陽性入院患者は、転院などもあり69名となった。

 

 市内395例目〜397例目は市外陽性患者の濃厚接触者で、昨日同市で記者会見が行われた陽性の女性職員は396例目。その他、濃厚接触者ありの人は、市内患者の濃厚接触者。

 

 昨日、市役所で陽性が分かった市内396例目の濃厚接触者30数名は、全員陰性だったが、うち数名は休ませる予定で、再開時期は同庁で検討中だという。

 

 本日公表された中に、小樽病院1階事務の委託事業所医療事務員1名の陽性が分かったが、事務所内全員が陰性だった。

 

 ここ数日、多数の陽性者が出たため、濃厚接触者を調査した結果、多くが家庭内感染とされるが、年末から10名を超える感染経路不明も出ており、市中感染とは言い切れないが、様子を見ている状態だという。

 

 12月30日(水)~1月8日(金)の新型コロナウイルス感染症の陽性者公表分のうち、家族内感染の事例は13件、複数で外食して感染した事例は3件。これらの陽性者は55名に及び、家庭内感染が目立つ。


 
 同期間の陽性者は161名で、石橋病院クラスター分は85名となり、残りは感染経路不明21名であったことが集計して分かった。

 

 重症者は昨日と変わらず1名で、このほかの2名が死亡し10名となり、保健所では、大人数での会食を避けるなど注意を呼びかけている。

 

 小樽市における現検査状況は、累計7,563名のうち陽性者422名。陽性者のうち入院中92名・宿泊療養施設17名・宿泊療養施設調整中41名、陰性確認済等262名、死亡10名。

 

 ◎1月8日小樽市長からの緊急メッセージ(外部)

 ◎新型コロナウイルス感染症の市内発生状況(外部)

 ◎1月8日新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(PDF)

 ◎石橋病院HP(外部)

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