運動から学ぶをビジョンとするSAFY(サフィ・本田琢磨代表)と小樽芸術村(色内1)がコラボし、「世界的アートで学ぶ~繋がる子どもの社会体験~」を、12月23日(水)17:00から、似鳥美術館(色内1)地下1階のアールヌーヴォー・アール・デコグラスギャラリーを会場に行った。
SAFYスクール生11名(年長児)とその兄妹6名、保護者11名の総勢28名が参加して、同村スタッフが講師を務め、走らない・作品に触れない・騒がないの3つの約束をしてから、特別にスタッフ専用の通路から会場入りし、世界的美術品のランプやトレイ・花器など約250点に描かれた動植物を見つけ出し、スケッチを楽しんだ。
小樽出身でプロフットサルプレイヤーとして活躍した同氏は、市内のいなほ幼稚園とロース幼稚園の年長児を対象に、コミュニケーションを取りながら園児の成長を共にサポートするコーディネーションキッズスクールを展開中。
今回の企画について、「いつも体を動かすことをメインに遊ぶ要素が強いが、同村の協力で、美術を体験して違った遊び方も楽しもうと初企画した。今後も、海や山、小樽の観光資源などにも違った視点で触れさせてあげたい」と話した。
同村は4棟の歴史的建造物を活かし、日本や世界の優れた美術品・工芸品を展示し、歴史と芸術が響き合う施設。
同美術館は、旧北海道拓殖銀行小樽支店の建物で、1階にはティファニーステンドグラスギャラリー、地下1階はアールヌーヴォー・アールデコグラスギャラリーで、展示作品には動植物をモチーフにしたものが多く、19世紀末に活躍したエミール・ガレ、ドーム兄妹、ルネ・ラリック、ガブリエル・アージー・ルソーなどの素晴らしいコレクションを紹介している。
参加者は、美術品の中から、カメレオン・猫・ライオン、とんぼ・蝶々などを見つけ、色とりどりのクレヨンを使ってスケッチし、最後にどんな動植物を見つけたのか発表し合い、楽しい時間を過ごした。
高橋一汰君(5)は、「カミキリムシ・とんぼ・鳥、蝶々2匹を見つけ、上手に描けた。色を塗るところが楽しかった。また来たい」と、妹の仁花ちゃん(3)は、「カメレオン・蝶々・花・ブドウを見つけた」と笑顔で話した。