おたる水族館(祝津3)は、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しながら、12月12日(土)10:00から冬期営業を開始して来館者を迎えた。
オタリア・イルカショーに加え、冬ならではのペンギンの雪中さんぽや凍るど!プールの3本立てで実施。
イルカスタジアム前に、凍るど!プールを設置し、昨年同様、かつてショーで活躍していたゴマフアザラシのシン(32歳)と妹のもも(30歳)による、アザラシのお食事タイムを公開。
角川雅俊獣医師が、アザラシの生態などを語りながら給餌の様子を公開し、120kgもある巨体のアザラシの愛くるしい様子を披露、約30名が楽しんだ。
同スタジアムでのイルカショーは、25日(金)までクリスマスバージョンで行われおり、高いジャンプで豪快な水しぶきに歓声が上がった。
11:30・12:40・14:40の1日3回を予定している、ペンギンの雪中さんぽは、13羽のジェンツーペンギンが登場し、特設のペンギン広場で開かれた。
今年から、延長し片道約100m(往復200m)の新コースを用意したが、残念ながら積雪ゼロのため、従来の77mのコースで行われた。ペンギンの歩くコースに観客が散らばり、よちよちと歩く可愛い姿をカメラに収めていた。
冬期企画展「続 蟹(かに)」では、本州での伊勢蛯漁で篭に入ったものを入手し、水温が高い夏の海では採取できない、この季節ならではの深海の蟹のイガグリガニとオオホモラを展示。
冬期間は閉鎖している海獣公園の海岸で採取したヒライソガニ、イソカニ、ヨツハモガニ、コブカニダマシなども展示し、新たな顔ぶれが加わり、蟹たちの魅力をより深く触れられる。
この他、リュウグウノツカイの冷凍標本展示や、毎日どこかの水槽で飼育員が実施する餌やり解説や、季節に合わせたクリスマスツリーの設置、福袋販売やおみくじ頒布、雪の広場の設置など。
1月9日(土)・10日(日)・11日(月)は、新成人を祝し、新成人のみ入館料無料など、様々な催しを用意している。
角川獣医師は、「コロナでみんな大変な状態ではあるが、コロナ対策をしながら、少しずつ違うことも取り入れ、じっくり観て楽しんでもらいたい。状況に応じてだが、イルカスタジアムでは人数制限をする予定はない」と話した。
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