北海道消防設備協会小樽支部 火災報知器寄贈

 一般社団法人北海道消防設備協会小樽支部(宮本英司支部長)は、住宅用火災報知器100個(35万円相当)を、小樽市消防本部に寄贈、12月11日(金)9:30から、消防庁舎(花園2)4階消防長室で贈呈式を行い、宮本支部長から土田和豊消防長に手渡された。


 同小樽支部は、2016(平成28)年2月から同本部へ、消防車両LEDミニライトをはじめ、予防マスクなど必要なものの寄贈を続け、2018(平成30)年には、防災ホイッスルとのぼりを消防団に寄贈している。

 

 宮本支部長は、「市内の一般住宅の同報知器の普及率が、道内平均値を下回っているため、ぜひ独居の高齢者宅に付けてあげたいと贈呈した。今後、同報知器の寄贈を継続させたい」と話した。

 

 土田消防長は、「毎年協力をいただき、今回、同報知器の寄贈をいただき、低迷している小樽市の同報知器設置率向上のために、有効に活用させていただきたい。1世帯でも多く皆さんに設置していただきたいので、今回を契機に設置が進めばと思う」と感謝した。

 

 住宅用火災報知器は、2006(平成18)年6月、消防法の改正により設置が義務化された。小樽市の設置率は2020(令和2)年7月現在で76%、全道84%、全国では82%と下回っている。

 

 高齢者が多く、設置する場所が高い位置にあり、費用負担などから設置が遅れている理由だと考えられるが、今後、寄贈品を未設置世帯に無償配布する。

 

 同本部では設置支援制度があり、自分で設置できない人は、制度を活用してもらいたいと話す。

 

 同本部予防課・入井直樹課長は、「住宅用火災報知器は、火災から命を救うことがあり、今回の寄贈で守られる家庭が100件増え、これが話題となって設置の必要性に気づいてくれればと思う」と期待した。

 

 ◎小樽市消防本部(外部)

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