小樽写真研究会 堂堂展Vol.29&Deep展

 11月18日(水)~23日(月)、小樽写真研究会(浅賀正生世話人代表)主催の、“下手でも堂々と”をコンセプトの「堂堂展Vol.29 」と、レンズが捉えた町の姿の企画展「Deep 塩谷・桃内・忍路・蘭島」が、市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで開かれている。

 

 札幌・美唄・小樽在住の男女会員8名が、自由なテーマと展示に拘る個展のようなコーナーを、9名が塩谷・桃内・忍路・蘭島の景色や神社と祭りなどを捉えた写真を、メンバー以外のプロカメラマンを含む4名のゲストを初めて迎えて小樽の今や昔を独自の目線で切り取った写真など、約480点を展示した見応えのある写真展となっている。

 

 案内ハガキに採用された美唄在住の斉藤美香さんは、写歴は10年ほどで3年前から入会し、デザイナーのセンスを活かした額装や展示にも拘りが隠れている。「Deepの撮影のために何度も通い、蘭島で漁師さんを撮影したもので、様々な出会いがあり良かった。皆さんの写真を見て、同じ場所でも視点が違い面白いと感じた。

 

 フリーでは、昨年の12月にタイへホームスティをしながら旅した時に人物を撮影したものと、会う人みんな笑顔が素敵で60人もの笑顔を1枚に集めた」と話した。

 

 企画展では、志佐公道さんの塩谷の伝統ある祭りの風景やゴロダの丘のあかりの路会場、桃岩がある桃内海岸や忍路の神社などを盛り沢山に紹介し、佐々木郁夫さんはモノクロ写真をロール用紙にプリントして展示。

 

 神田泰行さんの庭に咲いたひまわり33枚は、全部違う表情をしているのが面白い。

 

 コロナ禍でマスクは必需品。あえてマスク姿の知人をずらりと展示した渡邉眞一郎さんは、「撮るだけではなく、見せ方にも考えがあり、面白い展示を見ていただきたい」と話した。

 

 フリーコーナーではそれぞれの個性を活かし、撮影したいものもそれぞれで、8人の個展を鑑賞することができる。

 

 11月22日(日)16:00~18:00の展示会場では、「小樽を撮る」をテーマにフリートークを実施。ゲストに谷口能隆さんを迎え、同研究会メンバーも加わって町を撮る思いを自由に語る。定員20名。問合せ 0134-27-3646 FREE-LANCE

 

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