小樽市立松ヶ枝中学校(最上1・黒川裕之校長)では、通学路脇に鮭の不法廃棄が続き、上嶋秀俊美術部顧問の指導で、部長ら3年生女子4名が抑止を促す看板を製作し、10月14日(水)に設置した。
4月に最上小学校跡に移転した同校のグランド脇の通学路に、9月23日(水)朝、ビニール袋に入った3本もの鮭が捨ててあり、異臭するものがあると、登校途中の生徒から報告され、職員が笹藪の中の鮭を確認。
その後、25日(金)・29日(火)・10月1日(木)・5日(月)・7日(水)・8日(木)・13日(火)・14日(水)にも不法投棄が続き、これまでに、ビニール袋に入った鮭は20本、野生動物に荒らされた鮭の頭や骨などから10本が発見され、14日には、4本もビニール袋に入れて捨てられていた。
小樽警察署や小樽市教育委員会へも状況を報告し、協力を募った。
製作した看板は、アクリル絵具で「STOP」や「不法投棄」の黄色い文字で、バックを黒くして文字を目立たせ、仕上げに透明ニスを塗って雨に滲まないようにした。
美術部員は、「看板をあまり作ったことがないが、この看板を見て不法投棄が無くなれば良い」と話す。
黒川校長は、「看板の設置でなくなることを願っている。鮭が何回も捨てられていて、通勤・通学の人も迷惑し、地域の人も良い思いはしていないと思う。大人としての行動としていけないこと」と、不法投棄が無くなることを願った。