2020(令和2)年度第71回小樽市文化祭が、10月7日(水)の和紙ちぎり絵展を皮切りに、合同華展・写真展・山草展・盆栽展、最終日11月3日 (火)のスペシャルライブステージと、縮小して始まった。今回は、新型コロナウイルス感染症の影響で公募展を取り止めている。
市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで、和紙ちぎり絵の作品展が同祭の開幕を飾り、運営するにじの会の白鳥照子代表と、初心者から90歳代ベテランの20名の約100点を会場いっぱいに展示している。
和紙を手でちぎって台紙に貼って作品を作り、ちぎれ具合が独特で、色も豊富で画題もバラエティに富んでいる。
紙とは思えないほど細かくちぎった紙で風景や季節の花をモチーフに作品に仕上げ、会場を華やかにしている。
白鳥代表は、「ひまわり」や「銀鱗荘」の風景など大きな作品が目立ち、通い始めて10年ほど経つ最高齢94歳の大沢ヒサエさんは、河の水面が細かく紙で表現されている「河のある街」を出展。
白鳥代表は、「頭と指を使ってボケ防止です。今回は、サンタクロースや雪だるまなどクリスマスを主体に、それぞれがお気に入りの作品を持ち寄りました。ぜひこの機会に観にいただきたい」と話した。
9日(金)からは、合同華展が同館1階多目的ギャラリーで開かれる。
和紙ちりぎ絵展 10月7日(水)~11日(日)10:00~17:00(最終日16:00まで)
市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー 入場無料
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