小樽観光大学校「おたる案内人」によるジュニア育成プログラムの一環として、市立手宮中央小学校(末広町13・谷本慎司校長)6年生39名は、9月25日(金)13:30から、小樽運河中央橋から龍宮橋の間で、観光ガイドに挑戦。
この取り組みは、2011(平成23)年度から、地元に誇りと社会力・表現力を身につけてと、NPO法人歴史研究所により市立色内小学校でスタート。学校再編による閉校後は、同校が引き継き、毎年この時期に、2年間の集大成として、おたる案内人ジュニアのデビューを飾る。
出発地点の中央橋では、同案内人の目印となる青色のベストを着た児童たちと講師を務めたおたる案内人4名に、ガイドを聞こうと市民や保護者が集まった。
谷本校長は、「練習を重ねる毎に案内が上手になった。自信を持って小樽を訪れた方に自分たちの案内を伝えてください」と激励。
6年生を代表して尾島史悠君は、「5年生の時から関り、調べたこと聞いたこと、学んだことを発表します」と挨拶した。
5名ずつ8班に分かれ、8ヶ所を約40分ほどかけて案内した。
中央橋では、①小樽のまち全体のこと、②中央橋から見える小樽倉庫のこと
散策路では、③散策路から小樽運河の特徴や港のこと
龍宮橋では、④北運河・北海製罐など
帰路では、⑤大家倉庫・北前船主・日本遺産
運河レリーフ前では、⑥鉄道レリーフの説明と小樽の鉄道、⑦鰊レリーフの説明と小樽の鰊漁
中央橋に戻り、⑧浅草橋方面や銀行街・雪あかりの路など
当日の4時間目も練習を重ねて暗記も完璧。参加者の顔を見ながら堂々と説明ができた。最後のクイズもユニークで、場の雰囲気を和ませ、大きな拍手が贈られていた。
参加した保護者の1人は、「家でも練習しかなり頑張っていた。今日は完璧だった。子どもたちの成長に良い刺激になったと思う。色々な人に、自分たちの発表をしっかり聞いてもらい、良かったと思う」と、子どもの成長した様子を喜んでいた。
同プログラム勉強中の5年生も会場に訪れ、先輩の様子を見学していた。
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