小樽市は、令和2年度動物愛護週間(9月20日~26日)にちなみ、9月25日(金)10:00から、小樽市犬管理所(長橋1)でペット慰霊の日(旧動物慰霊祭)を実施した。
慰霊碑の前に献花台が設置された会場には、保健所職員3名、同所から受託されたボランティア団体ドッグエンジェルHIKARU(成田広美代表)スタッフ3名とボランティア4名が対応。
例年、約70名ほどが訪れるが、新型コロナウイルス感染の予防で開祭式を取り止め、密にならないよう分散して献花するよう伝えたため、10:00頃から献花を持った市民らが三々五々会場に訪れて手を合わせ、亡きペットに思いを馳せた。
同所では、飼っていたペットが死亡した場合、火葬の立会いや遺骨の返却はできないが、有料で合同火葬を行っている。保健所生活衛生課で手続きが必要で、年間約450体前後の火葬が行われ、月・水・金曜日13:00~16:00はスタッフ等が常駐。慰霊碑ではいつでもお参りができる。
市内在住の男性は、「ビーグル犬を飼っていたが、7年前に亡くなった。16年半も生きた。ちょうどここを通りかかってお参りすることができた」と満足した様子だった。
慰霊祭にあわせて、これまで里親が見つかった犬の写真を一部展示し、同団体の活動を紹介し、適正飼養の啓発活動も行った。
成田代表は、「収容犬ゼロになり、殺処分も2016(平成28)年からゼロを更新。少しずつ市民にも処分の認識が無くなってきていると思う。収容されても新しい家族が見つかり、命をまっとうしてもらいたい」と話していた。
ボランティアの蠣﨑高子さんは、「テレビで殺処分される犬の特集を見て、小樽ではないと思っていた。ボランティア募集のチラシを見て、活動を始め丸3年になる。アパートなので犬を飼うことはできないので、何か手伝いができれば」と話した。
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