小樽市立北陵中学校(清水町5・宮澤知校長)では、総合的な学習の時間を活用して、小樽の未来について考える学習に取り組み、9月9日(水)には、まちづくりや観光についての講師を迎えて講義を受けた。
13:30~15:20に同校体育館で、小樽市総務部企画対策室・渡部利博主査による「小樽市のまちづくり」の講義を1年生80名が、一般社団法人小樽観光協会・鈴木健介専務理事による「小樽市の観光について考える」講義を3年生96名が受講。
同校の目標に掲げる「小樽の未来をつくる 北陵生の育成」に繋げるよう、地域を常に見つめ、沢山の情報から課題を見つけるために実施した。
渡部主査は、小樽の未来を考える第一弾「小樽のまちづくり」について、2019(令和元)年度から2028(令和10)年度までの第7次小樽市総合計画の中から、将来都市像を実現するために、「子ども・子育て」「市民福祉」「産業振興」「生活基盤」「環境・景観」「生きがい・文化」の6つのテーマから抜粋して紹介。
安心して子どもを生み育てることができ、誰もがいきいきと健やかに暮らせるまち、強みを生かした産業振興によるにぎわいのまちなど、テーマごとに解説。
1964(昭和39)年に人口207,093人をピークに、50年余で9万人を超える減少があり、年間2,000人の減少が続いている。25年後には、人口の半分が65歳以上となる見込み。
バスなどの公共交通を維持し、人口減少し高齢化が進んでも暮らしやすく、魅力的なまちであり続けるために示した4つの視点「次世代をつくる、しごとをつくる、くらしの魅力をつくる、にぎわいをつくる」についても説明した。
今後課題を見つけたら、第7次総合計画や小樽市総合戦略(人口ビジョン)を参考にしてもらいたいとまとめた。
3年生96名は、修学旅行先の盛岡と小樽を比較し、道外の文化を知る良い機会となるため、小樽の観光について学んだ。