電話回線未処理で不適切支出 小樽市教委

 小樽市教育委員会(花園5)は、9月2日(水)16:00から、電話回線休止の未処理に伴う不適切な支出が確認されたことについて、森貴仁教育部長と生涯学習課・山澤亮司課長が出席して記者会見を開き陳謝した。

 

 市教委教育部生涯学習課が所管する放課後児童クラブで、2018(平成30)年3月末で閉校した4校(緑小・最上小・入船小・天神小)についての電話回線休止手続きを行わず、2018(平成30)年度115,959円、2019(平成31)年度118,433円、2020(令和2)年度4月〜6月と7月半ばまでの35,729円、合計270,121円の不適切な電話料金支払いを続けていたことが、7月14日(火)に判明。

 

 コロナ禍の中で、同クラブへの連絡体制をスマートフォンに切り替える準備をしていた際に発覚。直ちに回線を休止し、同支出額の確認と原因調査が8月末に完了し、本日の報告となった。

 

 平成30年末は4校が閉校したため、統合で受け入れる手続きや支援員等の配置換えの調整等の事務処理、平成30年4月から開設する山の手小学校放課後児童クラブの準備等が重なり、繁忙による見落としと基本的な確認の漏れから、職員室の電話回線は休止したが、同クラブは休止手続きが未処理のままとなっていた。

 

 閉校の際の事務手続きのマニュアルを作成し、電話料金支出処理時の請求書の内訳確認で毎月の使用状況の補助簿を作成し、再発防止策として管理の徹底を図り、定期的に支出する費目についてはチェックリストを作成し、支出の漏れや適正な請求額を確認した上で支出するとした。