小樽市(迫俊哉市長)は、9月1日(火)10:00から市役所(花園2)3階議場で、2020(令和2)年小樽市議会第3回定例会を開いた。
1日(火)~23日(水)の23日間の会期を決定。提案説明に先立ち迫市長は、就任してから2年が経過した任期の折り返しとなった感想を述べた。
就任早々、胆振東部地震に起因するブラックアウトや、今年に入ってから2度にわたる新型コロナウイルス感染症の集団感染など、予期せぬ事態が発生したことに触れ、「少子化を含めた人口問題や財政問題など、解決すべき課題が多く残されている。
今後の院内感染における感染の拡大と重症者の発生を最小限に抑え、市中での感染を防ぐために万全を期してまいりたい。有事はトップの力量が問われ、備えることの重要性を実感し、“対話・経済と生活の好循環・備え”にしっかりと取り組み、わがまち小樽の発展に向けて、全力で市政を前に進めてまいりたい」と述べた。
第3回定例会では、補正予算関連7件・決算関連議案14件・条例案1件、そのほか報告案件や人事案件等を予定している。
新型コロナウイルス感染症対策第5弾の市独自事業として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、幅広く市民の消費を喚起することを目的とした、まるごと小樽プレミアム付商品券事業費700,000,000円や、利便性向上及び、感染拡大収束後の市内経済の回復に向け、観光客に公共交通の利用促進を図る、バスロケーションシステム導入費補助金60,000,000円、小樽市教育委員会庁舎を旧小樽商業高等学校校舎に移転に伴う改修工事費68,326,000円を計上し、早期の事業着手が必要なことから先議とする。
この他、保育所や放課後児童クラブなどで勤務する職員への慰労を目的とした、児童福祉施設等職員慰労金支給事業や、集団感染の発生等に対応する一度に多数の感染者等を移送できる車両整備の新型コロナウイルス感染症等患者移送車両整備事業費、国のGIGAスクール構想の前倒しに伴う1人1台端末の導入により、ソフトのインストールや初期設定・設置作業等を委託する末端導入経費を計上した。
本日、共産党からは、議案第24号「小樽市非核港湾条例」が提出された。
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