小樽市消防本部予防課は、灯油等の暖房燃料の需要が増加する時期を迎える前に、配送に使用されるタンクローリーの立入検査を、9月1日(火)・10日(水)の2日間、小樽市市民消防防災研修センター(天神2)で実施。
燃料配送の車両の危険物に係る事故を未然に防止することを目的に、毎年この時期に行われ、市内を常置場所とするタンクローリ130台のうち、1日は40台、2日は32台の計72台を予定し、職員13名が対応した。
初日は11:00までに36台が検査を受け、検査が終わった人は「安全を心がけている」と話していた。
各事業所の担当者がタンクローリーを会場に持ち込み、車庫内で、定期点検記録表・安全装置機能試験結果報告書・危険物取扱者免状・漏れの点検の結果報告書(過去10年分)などの書類を持参し、書類検査を受けた。
その後、立会いのもと、タンクローリーのホースやタンクの腐食や漏れ、さび・変形・消火器の点検など入念な検査を実施。問題がなければ、検査済証(シール)が交付された。
結果通知書で指摘事項があった場合、是正指導し改善されるまで徹底的に確認する。今回検査できなかった車両に関しては、最寄りの消防支署職員が、立入検査を実施する。
同本部予防課・増井秀昭保安指導係長は、「これから配送する機会も多くなり、事故のないように安全に実施してもらいたい」と話した。
昨年度の市内事故件数は危険物施設4件、これ以外の家庭やタンクなど30件・不明3件・移動タンク車2件となっている。
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