小樽市(迫俊哉市長)は、8月20日(木)11:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で記者会見を開き、昨日に続き、新たに市立病院職員・患者16名が新型コロナウイルス感染症に感染し、クラスターが発生したことを発表。
市内64例目(道内1646例目)で同病院1人目の感染者との接触者が多い、同院3階東病棟の職員71名・入院患者34名の合計105名を検査したところ、職員6名(看護師4名・看護助手1名・事務職員1名)と、入院患者10名の陽性を、19日(水)に確認した。現在調査中で年齢等は公表には至っていない。
陽性が確認された17名のうち、4名が軽症で、あとの13名は無症状。
病院内に、市と保健所から応援職員を加えた現地対策本部を設置して対応を強化、病院職員の体調管理の徹底と検査を拡大し、院内感染対策を徹底するとした。
現在、西病棟の職員や患者約100名前後を検査中。現時点の確保病棟数は29床で、準備が整い次第、順次拡大する予定。(職員約800名・入院患者277名)
同病院は、来週28日(金)まで、新規患者と新規入院の受け入れ中止を延期し、手術においても緊急以外は延期とした。
迫市長は、「コロナを受け入れ、市民を守る中核的役割を担う病院。利用している患者や市民に多大な心配や迷惑をかけている。道から医療スタッフを派遣してもらい、感染拡大防止や重症患者の発生に万全を期す」と述べた。
本日17:00から、再度記者会見を開き、クラスター発生による今後の診療体制の方針等について発表する。
市では、6月に昼間にカラオケができる飲食店3軒の利用者と濃厚接触者を合わせて40名の陽性者が確認され、初のクラスターが発生し、7月17日(金)に収束していた。
今回は、市内2例目のクラスター発生となる。
◎小樽市立病院における新型コロナウイルス感染症クラスター発生について(PDF)
◎小樽市立病院新型コロナウイルス感染症の感染について(外部)
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