小樽おぼん万灯会 コロナ対応無参詣法要

 

 

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、小樽の夏の風物誌「おぼん万灯会」を、無参詣法要という初の試みで、8月19日(水)16:00から、主催である小樽佛教会・島隆会長の浄応寺(石山町5)で執り行った。

 

 21回目の歴史があるおぼん万灯会は、運河公園(色内3)を会場に、命の大切さをテーマに、「伝えよう いのちの繋がり いのちの灯」を託し、噴水池に流す蓮華灯と会場に設置した灯籠を合わせて約5,000基に灯りを灯し、同会加盟の66ヶ寺の僧侶が宗派を超えて一同に会して、今は亡き大切な人を偲ぶ日として、市内外から多くの人が訪れる恒例の催しとなっている。

 

 会場の本堂内陣に同会全加盟寺院と同会の灯籠を並べ、安全を考慮しLEDライトを灯した。お盆のお参り時に販売した灯籠約3,000個は、各寺院ごとに奉安箱に入れて配置。

 

 同佛教会20名による全体法要が行われ、小樽佛教鑽仰会会長、小樽典禮株式会社社長ら約30名が出席。通常よりも短縮して開かれ20分ほどで終了した。

 

 島会長は、「お盆の送り火の意味も込めた万灯会、初めて無参詣で実施したが、残念で寂しい思い。来年は運河公園で盛大に開催したい」と期待を寄せた。

 

 なお、灯籠の売上金の一部を、小樽市新型コロナウイルス等感染症対策資金基金に寄附する予定。

 

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