かつての小樽運河の主役、北運河にある市内最後の艀(はしけ)の解体が、8月17日(月)9:30から作業が始まった。
他の船に支障がないように対岸に引き寄せ、11:00過ぎには、いつもあった場所から艀が姿を消した。
木材部分がかなり腐敗しているため上の木材を撤去、軽くしてから丘に引き上げて解体を進める予定で、鉄の部分はスクラップに、木材の部分は一部使えるものがあれば保存する考えもあり、当初10日間を見込んでいた解体は、それ以上かかるとの見通し。
艀のために小樽運河が建設され、小樽港に停泊する船舶との間で旅客や貨物を運ぶため、1924(大正13)年には600隻以上が活躍していた。
◎関連記事