アート書道に挑戦!小樽美術館ワンコイン・スタジオ

 500円玉1枚でクオリティの高い講座やワークショップが体験できる、市立小樽美術館(色内1)主催のワンコイン・スタジオが、初回の「アート書道」を、8月15日(土)9:30から同館市民ギャラリーを会場に開いた。

 

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、延期や中止となった講座もあったが、市内で書道教室を開く書道家の佐々木鳳月氏を講師に、定員10名が参加して、思い思いの文字をアレンジしてアート書道に挑戦した。

 

 佐々木氏は東京出身で、父が書道教室の先生だったことから、小さい頃から書道を教わり、1982(昭和57)年に瑞鳳書道会(教室・緑1)を設立し、多くの人に書道を指導。アート書道とは35年前に出会い、教え子の勧めもあり、今回初開講となった。2002(平成4)年に産経国際書道展で特選賞を受賞している。

 

 参加者は、それぞれに好きな文字を選び、水彩絵の具を何種類か混ぜて筆につけ、イメージを膨らませて文字を表現し、世界に一つだけのオリジナル作品の完成に精を出した。

 

 佐々木氏は、「上手くいかないところに面白さがある。イメージした文字を自分なりに表現してみてください。書道と違うところは、水を足さないこと」と、ポイントを説明した。

 

 途中で、佐々木氏のデモンストレーションもあり、書道アートが完成した人は、同館で実施の企画展を無料で観られる得点もついていた。

 

 参加した女性は、「自分の名前を書いてみた。書道は、子どもの頃にしただけで、久しぶりに書いてみたけど楽しい」と話し、中村ひとみさんは、「やってみたいと思い挑戦。何にでもチャレンジしてみたい。水分が多いと色が出なくて、その加減が難しい」と話した。

 

 次回は9月19日(土)10:00~12:00、同館ミーティングルームで「てのひら水族館」、講師は、淑月(NPO法人小樽青少年科学技術の芽を育てる会)が務める。

 

 ◎ワンコイン・スタジオについて

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