小樽市(迫俊哉市長)は、8月11日(火)15:00から記者会見を開き、医療保健部後期高齢化・福祉医療課が、医療費助成受給者証の更新にあたり、医療費助成受給者証の一部負担金の誤りと、福祉医療システムの誤りによる同受給者証の表示誤りが発生したことを発表。
2020(令和2)年2月1日以降に転入のあった、医療費助成受給対象者65名のうち、16名がデータの抽出漏れにより、所得課税情報を取得できなかったことから、「未申告」状態として処理したため、市民税課税世帯では、小学生の通院と中学生の入院においては、本来「一割負担」となるところ、システム上一律に「初診時一時負担金」と判定されてしまった。
8日(土)に対象者へ正しい受給証を送付し、すでに受診した人については、追加の負担金は生じない。
令和2年8月1日(土)から医療費助成の拡大にともない、市民税課税・非課税世帯に関係なく、3歳から就学前の子どもにも入院及び通院の場合、初診時一部負担金のみとなった。
今回配布された受給証の表示が、2015(平成27)年4月2日から同年7月1日までの間に生まれた人(5歳)の127人の受給証に、「こ初」(初診時一部負担金)となるべきところ、「こ課」(1割負担)と表示される誤りも発生した。
歯科医院からの連絡で発覚し、7日(金)に正しい受給証を送付。誤って1割負担で請求された場合は、後から超過分の払い戻しを行う予定。
再発防止策として、作業手順を図式化して共有、既存の業務マニュアルに、各処理上の注意点やポイント・今回の業務ミスの内容・原因・防止するための確認方法を記載し、チェック体制を強化、事務処理の漏れや誤りを防ぐよう努めるとした。
◎関連記事