NPO法人小樽青少年科学技術の芽を育てる会(岩間世界代表)は、短い夏休みを活用し、市内小中高生を対象に、8月10日(月・祝)、市立小樽美術館(色内1)1階研修室で、第1回まちかど科学実験・工作教室「まちかど子ども木工アートスタジオ2020夏」を開いた。
同会の岩間代表と旭司益さん、きつつきの会7名が講師を務め、事前予約で午前の部13名・午後の部12名が参加。
「小樽の自然と建造物」をテーマに、美術館の作品を鑑賞し、小樽の自然や建物の特徴や違いを見つけ、イメージを膨らませてから作品づくりを行なった。
会場には、電動糸のこ7台をセットし、様々な形の木材や松ぼっくりなど、沢山の材料が用意された中から好きなものを選び、思い思いの形を作っていった。
初めて糸のこに触れる子どももいて、練習用の木で試してから、本番に取り掛かった。
初めてだったという山内莉奈ちゃん(小3)は、「桜の木をイメージして作り、糸のこで星の形を作るところが難しかったけど上手にできた」と話し、妹の由莉ちゃん(小2)は、「猫と桜を作り、猫の目をつけるところが難しかったけど、楽しかった」と、2時間で完成させ満足した様子だった。
同団体は、小樽の子どもの倫理的思考や知的探求心など、必要な資質・能力を鍛えることを目的に、小中学生向けの実験や工作教室を開催。今回の開催は、小樽市ふるさとまちづくり協働事業の助成を受けた新規事業。