小樽天狗山ロープウェイを運営する中央バス観光開発株式会社(最上2・岡田浩司取締役社長)は、天狗山山頂にある天狗の館内に天狗の高下駄を建立。
7月22日(水)10:00から、小樽総鎮守住吉神社(住ノ江2)星野昭雄宮司と川畑克征御禰宜による清祓いが行われ、岡田社長をはじめ役員ら5名が出席した。
除幕式が行われ、台座の上に置かれた、幅20cm・長さ40cm・高さ19.5cm・重量30kg(1個分)の手作り鼻緒がついた高下駄がお披露目された。
靴を脱いで誰でも下駄を履くことができ、備え付けの金剛杖は、お遍路で使う本物を用意した。
同山頂には、1983(昭和57)年に守り神として建立した1つ目のパワースポット小樽天狗山神社があり、その御神体である猿田彦大神は、伊勢神宮神域にある猿田彦神社から御分霊を賜ったもので、猿田彦の容姿が大きな鼻を持ち、一本歯の高下駄を履いた天狗のようであった。また、2つ目は2000(平成12)年に鼻なで天狗さん。
同高下駄は、神の化身である天狗や天狗のような修行者が用いていた一本歯の高下駄を表現したもの。道開きや除災開運に通じるものとして、また、下駄は左右一対が揃って役割を果たすことから、縁結びにも通じると願いを込め、3つ目のパワースポットとして建立。
岡田社長は、「神様が地上に降りられた時に履いていた高下駄のご利益を賜り、そして、修行の方が、困難を乗り越えてこられた高下駄のそのご利益もあずかりたい。日々の生活の中で様々な災難が降りかかり、今はまさにコロナ渦で、ぜひ、天狗山へ来られるお客様に、除災・開運の心のよりどころとして、高下駄を履いてもらいたい」と挨拶した。
その後、猿田彦が高下駄を履き、岡田社長も履き具合を体感した。小樽在住の女性は、「増毛出身なので天狗山を見に時々来ている」と話し、高下駄を履いて新パワースポットを体感していた。
同ロープウェイでは、大人往復券で、TENGUU CAFFメニュー、又はショップ商品300円引き、天狗山スライダー1回券(平日のみ)、小人往復券にはドリンク券をプレゼント。市内ホテルや観光施設等と連携する割引券も配布している。
同CAFFでは、フレンチシェフが監修したメニューも充実。弁当などのテイクアウトメニューもあり、天狗桜展望台付近にテラス席を用意し、景色と一緒に味わうこともできる。
立ち入り禁止となっているシマリス公園では、金網越しに中の様子を見やすくした窓を2ヶ所作り、木製ロープウェイに乗るリスの姿などが観察できる。
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