小樽まつりの雰囲気を! 神輿トラック渡御

 小樽まつりの通称で親しまれている、小樽総鎮守住吉神社例大祭(7月14日~16日)も、新型コロナウイルス感染症の影響で自粛取止めとなる中、隣接する入船六三町会(山内ミエ子会長)では、本祭りの15日(水)、神輿トラック渡御を行い、子どもたちに菓子の詰め合わせをプレゼントした。

 同町会は約500世帯が所属し、高齢者は約240人。毎年、屋台が並んで賑わう例大祭に合わせ、伝統の子ども樽神輿3基が町内を練り歩き、子どもから高齢者までが参加して盛大に行われてきた。

 同神社も自粛取止めの措置を取った今年は、平井祭典委員長を中心に、廃品回収用のトラックに神輿を載せて町内を回ろうと企画。

 廃品回収日の後に、ダンボールを使って手作り神輿を半日がかりで完成させ、15日14:00から、会館前に役員20名が集まって出発式を行った。

 山内会長は、「新型コロナウイルスにより祭りも中止となり、気持ちが暗くなるが、同町会には高齢者が多く、神輿が近づくと出てきてくれるかどうか分からないが、祭りの雰囲気を味わってもらいたい」と挨拶。

 平井秀昭祭典委員長は、「絆を深めつつ、密にならないように行いましょう!」と宣言した。

 その後、荷台に神輿を積んだトラックは、役員と共に、天上寺から聖ヶ丘、同神社周辺など、祭り囃子を響せて、町会内を2時間ほどかけてゆっくりと巡回した。

 会館では、子どもに配布する菓子の詰め合わせ40人分を用意し、随時、訪れた子どもたちに手渡した。

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