新型コロナウイルス感染症の影響で、平時とは違う環境の中でも参拝者の心を和ませる一環として、手水桶に花を飾る「花手水」を7月4日(土)から実施している小樽総鎮守住吉神社(住ノ江2・星野昭雄宮司)では、10日ごとに花を入れ替えいる。
第2弾目となる14日(火)は、小樽フラワー(松ヶ枝1)鈴木秀典店主が、8:30から1時間ほどで、1弾目の可憐なガーベラから華やかな胡蝶蘭に入れ替えて完成させた。
小樽祭りとして市民に親しまれている同神社の祭りも、異例の自粛取止めとなり、本来14日・15日・16日の3日間、祭りで大いに盛り上がるはずだったが境内を、鈴木店主のアイディアで、白とピンクの胡蝶蘭約250輪を手水桶に浮かべて飾り、涼しさの中にも豪華さを醸し出している。
鈴木店主は、「各地で花手水が実施されているが、他にはないものを作りたいといろいろ調べ、特色を出した。楽しみにしている人が多くやりがいがある」と話した。
胡蝶蘭の花言葉は「幸福を運ぶ」。鈴木店主が見つけた四ツ葉のクローバーも水に浮かべ、さらに多くの人の幸せを願い、参拝に訪れた人は、「綺麗」と心和むひと時を過ごしていた。
胡蝶蘭は23日(木)まで、第3弾目は24日(金)8月3日(月)、最終回の第4弾目は、4日(火)から。
例大祭の日程に合わせ、神輿蔵の神輿5基と馬車1台を夜間展示し、副参道鳥居33基と花手水をライトアップする予定。
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