小樽市(迫俊哉市長)は、6月24日(水)11:00から記者会見を開き、市内飲食店街・花園地区にあるスナック店で行っていた、カラオケサークルの昼間のカラオケ「昼カラ」で、新型コロナウイルスの集団感染・クラスターが発生したと発表した。
新たな感染が見つかったのは9人で、いずれも「昼カラ」の利用者・経営者・その家族。小樽市内在住の60代の男性と女性・70代の男性2名・80代の男性・年齢非公表の女性・年齢・性別非公表の3名の計9名。小樽市保健所では、症状はいずれも軽症か無症状としている。
スナック店は27㎡と10名以上が利用するには手狭だが、7名が毎週月曜日に開くカラオケサークルの仲間で、十数名が利用していたという。利用客の中には微熱がある人も来店していて、市ではこの利用者から感染が広がる原因になったと見ている。
迫市長は「小樽は観光都市なので、客を受け入れる全ての事業者に対し、感染の予防策を徹底するよう再度呼びかけていきたい」と危機感を募らせていた。
◎R020624小樽市長記者会見〜新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(YouTube)
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小樽市(迫俊哉市長)は、6月24日(水)11:00から緊急記者会見を開き、新たに9名の新型コロナウイルス感染症に関連した患者の発生を発表。症状は軽症又は無症状。
市内花園町の飲食店においてカラオケを利用していた8名(経営者含む)とその家族1名の合計9名の新型コロナウイルス感染症に感染したことが23日(火)に分かり、市内初のクラスター(集団感染)が発生した。飲食店の店名は非公表。
市内では、5月8日(金)発生以来、46日ぶり陽性者となった。国立感染症研究所での5名以上発生した場合のクラスター定義により、クラスターと判断した。
今回の患者は、市内20例目~28例目(道内1201例目~1209例目)で、小樽在住の60~80歳代の9名。このうち21例目の60歳代女性は、6月15日(月)に発症(推定)し、20例目の70歳代男性は18日(木)に発症(推定)。
この2名の濃厚接触者11名のうち、7名に陽性が分かり、この中に、飲食店関係者も含まれている。行動歴や濃厚接触者については現在調査中。
迫市長は、「クラスターが発生して残念。市内のすべての事業者へ感染対策を進め、今後の拡大に危機感を抱く」と述べた。
貞本晃一保健所所長は、「27㎡の狭い店内と、症状があるのに入店していたことが大きな感染を抱いた」と話した。
1名の家族と経営者を除く感染者はカラオケサークル仲間で、1日・8日・15日の月曜日13:00から17:00まで飲食店を利用。同店は、昼と夜を含めて地元の常連客がおもで数十名が利用。本日、新たな関係者8名にPCR検査中とのこと。
6月24日11:00時点で、9名のうち2名が入院中。他の患者も本日中に感染症指定医療機関へ一旦入院し、主治医が自宅療養が可能かどうか判断する。60歳代の軽症の患者においては、宿泊施設療養対象となる。