小樽市教委 数学・英語学習動画配信

 小樽市教育委員会では、5月末まで長期休校中の児童・生徒に、より楽しくより分かりやすく家庭学習ができるようにと、学力向上検討委員会の協力を得て、授業内容を学習動画として配信した。

 4月と5月の授業を約10分ほどにまとめて動画を作成。教員や外国語指導助手(ALT)が講師となり、子どもたちに話しかける口調で臨場感に溢れている。

 各校から全保護者にメールや郵送で、学習動画のQRコードを送付。5月19日(火)から中学生向けに数学と外国語12本、20日(水)から小学生向けに、算数と外国語の16本の配信をスタート。27日(水)現在で、1,000件を越えるアクセス数があり、関心を集めている。

 各校ごとに児童生徒に課題を出していたが、5月に入ってから、市内共通の取り組みとして、教科書に基づく統一した学習課題を送付し児童生徒に配布。長期休業中にできることを企画した。

 自宅にいる状況でも規則正しい生活習慣を身につけ、学習意欲を高め、再開後も学習をスムーズに継続できることがねらい。動画のため、何度でも繰り返して見られる利点もあり、しばらくは配信する予定。

 同教育支援室谷口剛主幹は、「市内小中学生に統一した学習課題に続き、子どもたちの学習の助けになればと動画配信を企画した。1,000件を越えるアクセスがある動画もあり、自宅で授業の雰囲気を味わってもらいたい。今回の長期休業で、いろいろな可能性を探ることができた」と説明。

 25日(月)から、小1・小6・中3は3回、それ以外の学年は2回、午前授業で簡易給食付きの分散登校を実施。6月1日(月)からの小中学校再開の詳細については、28日(木)以降に決定する予定。

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