北海道小樽余市風力発電所(仮称)の建設計画に対して、小樽・余市の巨大ウインドファームの計画について考える会の呼び掛け人平山秀明氏をはじめ、銭函海岸自然を守る会・新日本婦人の会・日本野鳥の会・自然観察指導員9名は、5月25日(月)13:30から市役所(花園2)2階市長応接室で、市民の声をぜひ反映させてほしいと、市生活環境課の担当者に要望書を届けた。
この計画は、双日株式会社(本社:東京都・藤木昌義代表取締役社長)が、小樽から余市にかけての山間部(面積約1443.9ha)に風力発電27基(想定1基4,300kw・最大約116,100kw・高さ150m)の大規模な風力発電所を、2024(令和6)年3月に着工し、2027(令和9)年12月に試運転開始、2029(令和11)年3月に運転開始を予定している。
平山氏は、小樽・余市の巨大ウインドファームの計画について考える会を、5月3日(日)に発足し、11日(月)付けで第1回目の要望書を提出。今回は、新たに学んだことを踏まえて、2回目の要望書を提出した。
要望書には、建設予定地の森林伐採等による環境への影響が書かれ、山と海の両方向から風車による低周波被害を受け、住民が安心して健康に暮らす権利を奪うことになり、「国策を背景とした一私企業の利益のために故郷小樽の自然を売り渡さず、市民の暮らしをを守った市長として後世にその功績を残してほしい」と切望している。
「これだけ沢山の住民の不安や懸念がある。方法書段階で、市から住民説明会を開くように事業所に求めてもらいたいと要求してきた。住民の声や不安を届けたい」と訴えた。
小樽市は、29日(金)北海道に意見書の提出を予定しているが、今回の意見がどれだけ盛り込まれるかは不明だ。
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